森と水と花のくに利根沼田広域景観憲章
私たちが暮らし合う利根沼田は、利根郡、渭田(ぬまた)郷の名が世に現れた1300年の昔から、水清くみどり豊かな里として栄え続けてきました。
私たちのくには、世界に名高い尾瀬や谷川連峰にかこまれ、坂東太郎・利根川の源流にあたります。
恵み豊かな森と水、暮らしを彩る花々こそ、利根沼田の象徴です。
そこで、私たちは、文化創造の主体は人であり景観は人の心を写す鏡であることを深く認識し、美しく人間味あふれるくにの姿を未来永劫にはぐくみ続けるため、ここに、「森と水と花のくに利根沼田広域景観憲章」を定めます。
- 私たちをいだき、心と暮らしをはぐくんできた美しい山並みとその眺めを大切にし、森を守り育て続けます。
- 利根川をはじめとする豊かな水を守り、下流域の人々との連携や交流を通じて、水と人との本来のふれあいをとりもどします。
- 私たち自身にとって快適で美しい景観こそが訪れる人々の心にも感動を呼び起こすことを深く認識し、集落や街並みを調和ある色や形に磨き上げていきます。
- 森や田畑は、人々の人間らしい暮らしがあってはじめて美しく守られます。私たちは、連携や交流を通じて森や田畑の活力を守り続けるとともに、道や家のまわりを暮らしを彩る花や緑でいっぱいにしていきます。
- 景観を守り育てる者は私たち自身であることを深く心に刻みながら、訪れる人々にも、「森と水と花のくにづくり」への参加を呼びかけます。
そして、私たちのくにを美しく磨き上げるために力を注ぐすべての人々を称えます。